こんにちは、ゆうなぎです。本日は「人と比べることを辞めたい人へ」というテーマでお話します。
誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。SNSで友達の投稿を見て落ち込んだり、同期の昇進を聞いて焦ったり、同じくらいの歳の人の活躍を羨んだり。人と自分を比べてしまう気持ち、よくわかります。
でも、人と比べてマイナスの気持ちになって終わってしまうの、しんどくないですか?
私はかつて10年過食症状に悩んで、4年前に落ち着き、今は身長156cm体重47kgをストレスフリーに維持しています。ダイエットに悩んでいた時期含めて、人と比べて落ち込むことも多かったのですが、歳をとるにつれてその辺りの処理が少し上手くなってきたので、今考えていることをお話します。
比較の罠 私たちが陥りやすい誤り
実は、私たちが人と比べるとき、とても偏った比較をしていることが多い。
私たちは比較する相手を自分で選んでいる
例えば、
「あの人と私は同じ大学を出ているから」
「同じ年齢なのに」
「同じ業界で働いているのに」
という具合に、表面的な共通点を見つけて、比較対象を選んでいるのです。
逆の例を言うと、大谷翔平さんとか、藤井聡太さんとかと自分を比べて落ち込む人って、そんなにいないんです。
あの人たちは自分には到底叶わないすごい人、という線引きをして、自分とは比べない。
比べる相手はいつも、境遇が近いと感じる相手なのです。
本当に境遇が近いのか?
でも、それって本当に境遇が近いのでしょうか。
同じ大学を出ていても、その人は実家が裕福で学生時代にアルバイトをする必要がなかったかもしれない。同じ年齢でも、その人は幼い頃から親に英会話を習わせてもらっていたかもしれない。同じ業界で働いていても、その人には心強い先輩がいたかもしれない。
つまり、私たちは見える部分だけを切り取って比較しているのです。
具体例を話します
例えば、同じ年齢の働くお母さんがいるとします。
Aさんは子ども3人を育てながら、フルタイムで働いています。
Bさんは子ども2人を育てながら、時短勤務で働いてます。
これだけ見ると、Aさんの方が凄いように見えます。
しかし、ここに条件を追加します。
Aさんは、自分自身の両親と同居しており、家事は親がやってくれます。
Bさんは核家族で、自分の両親は遠く離れた場所に住んでいます。
この条件を追加しただけで、もうAさんBさんどちらが凄いか、比較できなくなりませんか。
一見、同じ歳で子どもがいる働く母という集合にいながら、その人を包む背景は全く別物なのです。
兄弟でさえ違う:個性の力
同じ親から生まれ、同じ環境で育った兄弟姉妹でさえ、全く違う性格や才能を持っています。
これは、今自分が親になってから本当によくわかった事なのですが、同じ家で同じ時間に起きて同じものを食べて同じ親に育てられても、兄弟はまあビックリするくらい性格も発達も違うのです。
だから、兄弟同士で比較するのも全く意味がないのです。
私たち一人一人が完全に異なる個性を持っています。そして、その個性は生まれながらの特性、些細な経験や出会いによっても形作られていきます。1人として同じ人間はいないのです。
意味のある比較とは
まあ、それでも、人と比べてしまう気持ちはわかります。
ただ、比較するなら、目的を持ってやれ、と思っていますし、自分もそうしています。
意味のある比較は以下2つどちらかです。
目的1:自信を取り戻すための比較
比較して勝ちましょう。
ただし、これは他者を見下すための比較ではありません。自分の価値を再認識するためのものです。
目的2:成長のための比較
「あの人のここが素晴らしい」と感じたとき、それを自分の成長の機会として捉えることができます。例えば:
- 同僚のプレゼンテーションスキルに感銘を受けたら、その技術を学ぶチャンス
- 友人の時間管理能力を見習いたいと思ったら、その習慣を取り入れるヒント
このような比較は、具体的な目標設定につながり、実際の成長を促進します。
最終的には自分との比較へ
当たり前の結論で申し訳ありませんが、結局のところ、最も意味のある比較は、過去の自分と現在の自分を比べることです。
- 去年の自分より成長できているか?
- 先月の自分より前進できているか?
- 昨日の自分より一歩進めているか?
人との比較には基本意味はありません。ただし、過去の自分との比較は意味があります。
最後に:あなたの物語は特別です
人生は競争ではありません。それぞれが自分だけの物語を紡いでいるのです。その物語の主人公は、あなた自身です。脇役でもエキストラでもありません。
確かに、時には人と比べてしまうことは避けられないかもしれません。でも、そんなとき思い出してください。あなたの歩む道は、誰とも比べられない、かけがえのないものだということを。
あなたには、あなたにしかできない素晴らしい何かがきっとあるはずです。それを見つけ、磨いていく旅を楽しんでください。