
このような疑問に答えます。
結論、オーダーメイド生産しましょう。
本記事の内容
- ハンドメイドが大量生産に勝るポイントは1つだけ
- オーダーメイドの強みと生かし方
この記事の信頼性
ゆうなぎ 元某メーカー 営業推進部 企画課 担当。ハンドメイドはしますがコスパの悪い物を作るのが好きなので売りません。販売していないので、ライバル無し、よって惜しみなく情報出します。すべて真似してOK。
ハンドメイドが大量生産に勝るポイントは1つだけ
そもそも、ハンドメイドってまだ需要あるのかよ と疑問をお持ちの方は、こちらで解説しています。
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まず、ピアスがいいとかマスクがいいとか、アイテムの話をする前に、広い視点で考えてみます。
今の時代、色々な物が安価な値段で購入出来ます。100均一に行けば、なんだって100円で買える時代です。
その安価な色々な物は、”大量生産”で生産されています。
大量生産の儲け方
・同じ材料をたくさん仕入れることで、材料費を削減
・たくさん作るのに適した設備を作り、効率化
・マニュアル化することで知識・技術の無い人でも生産できる、つまり人件費を削減
大量生産は、上記のように同じ物をたくさん作ることで利益を得ています。
材料を大量に仕入れ、同じ作業を何回も出来る様な設備を用意し、技術がなくてもマニュアルで誰でも作ることができる仕組みのもとで成り立っています。
ここで、大量生産の苦手なことを考えてみましょう。
大量生産が嫌がること
・材料を変更する(大量に仕入れた物が使えなくなる)
・作る物の大きさやデザインを変更する(設備を入れ替える必要がある)
・作り方を変更する(マニュアルを変更しなければならない)
このように、大量生産にも不得手があります。
ハンドメイドが入り込むポイントはここです。
ハンドメイドでは大量生産が苦手な
材料の変更
デザインの変更
それに伴うマニュアルの変更
これが容易にできます。
これって、”オーダーメイドできます”ということですね。
”オーダーメイドできます”を全面的にアピールしてくことが、大量生産に勝つ方法です。
具体例を見たい方は、花畑牧場の例が近いです。(この記事で解説しています)
ハンドメイドが売れる オーダーメイドのメリット
材料在庫を持たなくていい
製品在庫を持たなくていい
作った物は必ず売れる
覚えておいて頂きたいのですが、”在庫は悪”です。大切なことなのでもう一度言います。”在庫は悪です”。(参考:https://it-trend.jp/inventory_control/article/97-0075)
はじめのうちは、たくさん作ってお客様の選択肢を増やそうと思い、色々な材料で色々な製品を作りたくなります。

ハンドメイド部品や製品は放っておいても腐りはしませんが、経年劣化による色落ちや金属の錆、変色は必ずでてきます。
そして何より、売れない商品が溜まることへのストレスが生じます。
オーダーメイドであれば、受注を受けた後に必要な材料を購入し制作に入ることができますし、作った物は確実に売れます。
受注生産によるオーダーメイドは、在庫削減に一役二役買っています。
ハンドメイドが売れる オーダーメイドのデメリット
すぐに欲しい!に対応しづらい
商品ラインナップが少なく見える
すぐに欲しい!に対応しづらい
受注を受けてから作ることになりますから、今日欲しい!明日欲しい!に対応することは難しくなります。
また、作りだめができないので、オーダーが重なると一気に忙しくなります。
しかし、大急ぎの注文をわざわざハンドメイド作家さんに出す人は少ないと思いますので、あまり気にしなくていいでしょう。
商品ラインナップが少なく見える
商品ラインナップが少ないと、ショップとして充実していない、販売実績が少ないと思われるかもしれません。
しかし、以下の2つのショップを考えてみてください。
①ランダムな商品が20個売られているショップ
②商品は4つだが、それぞれに選べるカラーオプションが5色ずつあるショップ
①のショップは、色々作って頑張っているんだな という感じですよね。
②のショップは商品数は多くないけど、この主力商品で勝負しているんだなと、”ブランド性”を感じてもらえます。
この”ブランド性”、ハンドメイドにおいては非常に重要なキーワードですので、頭の片隅に置いておいてください。
まとめ
ハンドメイドで勝つにはオーダーメイド
オーダーメイドは在庫削減に最適
オーダーメイドで”ブランド性”を出そう
今回は以上です。