入院・帝王切開出産等で使える 高額医療費のいろは 限度額適用認定証の申請方法も

2020-07-28

以前、下の記事で子どもの医療費助成制度についてお話ししました。

CHECK

子ども医療費助成が通らないケース 原因と対策 実体験から語る

子育て世代のお母様お父様、またこれから出産予定のプレママプレパパさんに向けて、子どもの医療費に関するあれこれをお伝えしたいと思います。 子どもの病院代がタダになる!?子ども医療費助成制度とは お子さんが医療保険により病院で診察を受けた場合、かかった医療費(保険 ...

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今回は、

「子ども医療費助成制度が受けられなかったけど、子どもの病院代が高額になりそう」

「子どもじゃないけれど、高額な医療費がかかってしまいそうで困っている」

という全ての世代の方を助けてくれる、高額療養費の支給制度と、その申請についてお話しします。

今回は社会保険の方向け情報となっております。

高額療養費って?高額っていくらから?

1ヶ月の医療費の自己負担額が一定の額を超えた場合、申請して認められると、限度額を超えた分が高額療養費として後から支給されます。https://www.kokuho.or.jp/summary/national_health_insurance.html

前回の記事で、私たちはかかった医療費の3割(未就学児は2割、70歳以上は1割〜3割)自己負担しているとお話ししました。その3割の金額が一定の額を超えると、超えた分は後から支給しますよ!そのあとから支給されるお金を高額療養費と呼びます。

一定の額っていくら?

これは所得により異なり、下の図のア、イ、ウ、エ、オいずれかに分類されます。

ここに出てくる、標準報酬月額とは厳密には色々あるのですが、ボーナスも含む年間の給料の月平均だと思ってください。

一ヶ月の医療費がどんなに高額でも、私たちの自己負担はそれぞれの自己負担限度額の計算式で求められる額になり、残りは健保が払ってくれます。これが高額療養費の支給です。

それでは、区分(ウ)であると仮定して具体例を見てみましょう。

医療費が100万円だった月

まず、医療費全体の3割が通常の自己負担額となります。

下の図の通りです。

次に、自己負担30万のところ、高額療養費の支給を受けられるか計算します。

区分(ウ)の人の限度額は80,100円+(医療費-267,000円)×1%です。

医療費のところに100万を代入して計算してみましょう。

 

自己負担額

=80,100円+(1,000,000-267,000円)×0.01

=87,430円 となります。

高額療養費が支給されなかったら30万払わなければならないところ、9万くらいになりました。

区分(ウ)の方は、通常の自己負担が8万前後になったら、高額療養費のことを思い出してください。

高額療養費を貰うための申請

高額療養費を受け取るには、申し出をし、「限度額適用認定証」という紙を発行してもらう必要があります。

これは、国民健康保険の方は役場で、社会保険の方は会社で発行してもらいます。

筆者は社会保険に入っておりましたが、会社の管理課の方に聞いてみたら、何も記入せずとも一週間くらいで出来上がってきました。

国保は経験が無いのですが、役場の社会福祉課なんかで申請書を書くことで対応してもらえると思います。

 

限度額適用認定証が用意出来たら どこに出せばいい?

限度額適用認定証が出来たら、病院にかかる際に持っていきましょう。

受付の時に提示しておけば、その日の会計から自己負担が減ります。

 

限度額適用認定証を持っていない状態で医療費が高額に!後から申請出来るの?

入院が決まっている方や、帝王切開で出産予定の方など、医療費が高額になるのが予測出来ている場合はあらかじめ準備ができますが、病気やケガは急にやってくるものです。

限度額適用認定証を持ってない状態で、医療費が高額になった場合、後から申請しても高額療養費の支給を受けることができます。

この場合、会計窓口でひとまず全額(3割分)払うor保留になり、限度額適用認定証が出来てから再度清算という流れになると思います。

医療費が高額な状況が続く場合

過去12ヶ月の間で3回以上高額療養費が支給されていると、4回目からさらに限度額が安くなり、自己負担が減ります。

(ア)の人 140,100円

(イ)の人 93,000円

(ウ)(エ)の人 44,000円

(オ)の人 24,600円

医療費が高額になっても、焦らない、落ち込まないために

医療費はケチれないので仕方ないのですが、長期入院等になると数十万の自己負担となり、病状以外にも心配事が増えますよね。

後からでも申請出来るので、落ち着いて限度額適用認定証をもらってください。

 

筆者の第一子は誕生後そのまま長期入院となり、子どもの身体が一番気がかりでしたが、同時にお金の面でもかなり苦慮した経験があります。

出生前保険に入っておくか、貯金をしておく、どちらかは必須だったなと思っています。

今回は以上です。

 

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